虫さされ・かぶれ・じんましん
虫咬症(むしさされ)
一般に蜂(ハチ)に刺された場合を除けばステロイド外用剤の処方になります。炎症反応が強いことから、very strongクラスのステロイド外用剤で対応します。
チャドクガの幼虫による毛虫皮膚炎のように全身に紅色丘疹が多発して痒みが強い場合や、ヒロヘリアオイラガの幼虫による皮膚炎で局所の発赤や腫脹が強い場合には3~5日間のステロイド薬内服を併用します。
蚊やブユ、ノミも虫刺症に分類されます。
接触性皮膚炎(かぶれ)
接触したものによる直接刺激、またはアレルギー反応により、発赤、丘疹、糜爛(びらん)などの皮膚炎を呈します。草木や、動物、海中生物(サンゴなど)で起こります。身近なものではキーウィフルーツやパイナップルやマンゴ-や長芋などで起きます。外用剤で治療します。
蕁麻疹
(盛り上がったかゆい膨疹がでる病気です。抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤を用いて治療します。)
症状が激しいものは気道や腸管にも浮腫を生じ、呼吸苦や腹痛を呈します。総合病院での入院が必要なケースもあります。