前立腺の病気 (前立腺肥大症・前立腺がん等)

前立腺肥大症

尿が出るのに時間がかかる、またすぐ行きたくなる、残尿感がある、勢いがない、すっきりしない、夜間何度もトイレにいく、こんな症状がある方はどうぞ受診なさってください。

60歳から増えてくる症状です。70歳代の方でほぼ半分に、90歳代の方で90%以上に認められます。

内服薬で症状が緩和する方がたくさんいらっしゃいます。効果のないときは経尿道的前立腺切除術を行います。温熱療法やレーザー治療は治療効果が安定しておりませんので、十分検討する必要があります。

前立腺がん

がんは進行するまで(前立腺肥大症のような)自覚症状が出にくいのです。血液腫瘍マーカーという血液検査でおおまかなことはわかります。

前立腺肥大症よりも若年層での患者さんも散見されます。アメリカでは男性癌死の1位です。日本でも最も増加率が高く2025年には男性癌死の4位になることが予想されます。

各自治体、医師会などでも重要な検診項目と考えています。50歳を過ぎたら年に1回はPSA血液検査を受けてください。

前立腺炎

若い方から、ご年配の方まで、また急性前立腺炎といって激しい症状(高熱、排尿痛)から慢性前立腺炎といって軽い会陰部の不快感が持続する程度のものまで、症状も様々ですので、ご相談下さい。

尿検査や肛門からの触診検査で診断できます。

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